furereraのブログ

ふれれらのハッピーダイアリー

音楽とゲームの融合:アンダーテール公式コンサート2024の感動

アンダーテール公式コンサート2024!!!!

行って来ました!!ε=ミミミヘ(≧∇≦*)_从从うおおおおおお


もうほんと、ほんと、ずっっっっっっっっと行きたかったんですよ!!!

音楽からアンダーテールにハマって、公式の五周年コンサート動画をヘビロテ!!

非公式コンサートがあると聞けば飛行機で聴きに行き、演奏会動画を始め、公式のピアノアレンジもジャズアレンジもメタルアレンジも、ファンによるヴァイオリンアレンジやオーケストラ風アレンジも聴きまくり、その感動を小説に昇華、したためること、なんと────19万字!!!

19万字って原稿用紙500枚近くですよ、どんだけ聴きたかったんだコンサートって感じですよ、マジで聴きたかったんですよ!!マジで!!!


コンサート行きたいアンテ仲間たちと力を合わせ、総勢12名で挑んだ抽選でしたが、最終的に手に入ったチケットは10席!!A・B・C・Dプログラム、全て聴くことができました!ε=ミミミヘ(≧∇≦*)_从从 仲間たちよ、ありがとう!!!!ほんと持つべきものは仲間!!!愛してるぜ!!!!


全部めちゃくちゃ良い席(ド真ん中通し&SS)で聴けました!

ネタバレ&感動の記録をしたためておきます!


そう、《ネタバレ注意》が必要なタイプの仕掛け満載だったんですよ!


まず解説。今回のコンサートはA〜Dプログラムの、合計4公演ある特別なものでした。

ABが同日、CDが同日です。ABCDそれぞれのチケットとは別に、特典が付いた「AB通しチケット」と「CD通しチケット」が売られていました。

ゲームUndertaleらしい《仕掛け》が施された特殊な構成のコンサートです。

 


※※※ここから、ネタバレ!!※※※

《1周目:東京3月公演》


会場限定パンフに解説があるのですが、実は

A=Nルート(遺跡モンスター殺し&トリエル不殺=裏切られたアンダインエンド)

B=Pルート

C=不殺NルートPルート

D=Gルート

になっています。

つまり

初日のA→Bは《N→Pルート》で

二日目のC→Dは《NPリセットGルート》です。

コンサートを聴くことで、初日は《モンスターを殺してしまってからPを目指す》体験、二日目は《全ルート踏破からGを目指す》体験ができるようになってます。

おまけにDプログラムはGを完遂した後《ソウルレスPルート》に入る徹底ぶりです。こりゃすげえ!


やっぱHope and dreamsとSAVE the worldはヴァイオリン最高すぎるな!

CプログラムはAやBとセットリストが重複しているのですが、それでもCプログラムはぜひ!聴くべきですね!!!

なにせCのアンコールの《あの曲》が最高でした!ウオオオオオオオオオオ!!ここで!!ここであの曲!?完全に予想外!!大穴ですよ!!!絶対予想付かないって!!!!

これ読んでる人も正解を当てられた人居ないって!!こんなファンサある!?最高!!!


Dプログラムはさすが、絶望のGルート…!雰囲気抜群でしたね!

コンサート開演前の待機時間のスクリーンに予告なくGルートの《キャラ》が登場、少しずつ近付いてくる…なんて演出もありました。


Dのプロローグ(序曲)は、メガロバニアが少しずつ近付いて来るみたいな、殺すたびにサンズ戦が近付いてる気配がするみたいな構成!次々殺していって、最後にキャラに魂を差し出す契約でやり直し、そしていよいよ本格的に始まるGルート!

トリエル、パピルス、アンダイン、メタトン、アズゴアの曲の冒頭だけが流れ、それが無惨に途絶え、赤字の《あと◯体》ですよ!やべえ!メガロヴァニアはもちろん本物のヒーローとの戦いも良かったなあ!

合間にゴッゴメンやグライドやミュウミュウみたいに隠しキャラがどんどん出てきては殺されてくの、これぞGルート…って感じだったわ。Gルートプレイヤーは隠しキャラ出さなきゃ気が済まんもんね…

サンズを倒してGルート完遂してからリセット、次々と効率よくパピルスやアンダインやアルフィーとデートしておいて最後はソウルレスエンドって構成もやばいぜ。


CプログラムはAやBの中でも粒揃いの曲、Dプログラムは超人気曲揃いなので、ABかCDしか行けないならCDがオススメ。でもAの初っ端アズゴアも良かったよ…ぜひ通しで聴くべきコンサートですが、Aは「Bの序曲」って印象が強かったので、どうしてもAかBしか行けないならBがオススメです。なので優先度は

D>C>B>Aですね。全国公演のチケット取る際に参考にしてください。

 

《二周目:東京リバイバル

ち、近い!Σ(///□///)指揮者と目が合う距離!!

想像以上に近かったです!!

最前から数番目の席、位置も真ん中に近く目の前が拓けていてすごく見やすい!

音もバランスが良くて良席でした。

 

Aプログラム、冒頭のアズゴア、静かで哀愁漂うメロディから、ドッと激しい音圧をぶつけてくるのがたまりませんでした。

 

途中ソロ演奏など後方の演出も見るため、今回はオペラグラスを持って参加。

演者の方は黒スーツでしたが女性は黄色のリボン、男性は黄色のハンカチーフを胸に挿してる人が多く、オペラグラスで良く良く良く見ると、「黄色のハート💛」や「フラウィ←!?」を挿してる人も何人か!!!

マジか!!!コレは気付かなかった人も多かったのでは!?

と思ったら、ラストに指揮者さんの懐からデカイフラウィの顔が出てくるという🤣ステージを操る指揮者の懐に滑り込んで潜んでるフラウィ…解釈一致ですねえ🤣

前回は見えなかった鉄琴さばきなんかも見れたし、オペラグラス用意して良かった〜

 

Bプログラムはのっけから超名曲「Hope and dreams 」!!!

YouTubeの5周年プログラムはいわば「正統派オーケストラ演奏」だったが、今回の演奏会は大胆なアレンジがメインで、その中で名曲中の名曲は「正統派」と「大胆アレンジ」を2パターン楽しめる構成になってる。

最初のSAVE The world で本当に来てよかった…って思ったし涙ぐんだわ…最高…前回の反省を踏まえて、今回はぜってー泣くから落ちるアイメイクはせずに来ました(前回は公演終わったらパンダになってた)

 

《今日もどこかで雨が降る》を、あんなにも重厚な激しさで!ああああめっちゃ良かった…

物凄くロマンスな音色。ゆったり響く弦の音がすごくロマンチックなんだよね…なんというか、サンズとのデートの曲なわけじゃん。背後のスクリーンでも、ずっとサンズとのホテルの食事シーンで。

そこに漂うサンズの凄まじい哀愁が、哀愁が、悲壮な諦観が、弦の音色にあふれてるんだよね。

どんなパーカスの楽器で出してるのか分からないが、シン…と静まり返った会場に、ヒュウゥゥ…と隙間風みたいな、冷たい風の音がするシーンがあって。

風の音。風の音。ウォーターフェルの風の音が、グッと世界に没入させる。あの風の音は本当にたまらなかったですわ。

 

DプログラムGルートを通った身からすると、嫌でも耳に付く「鐘の音」だよ。

つまり、サンズの審判で刻み込まれた鐘の音が、正確には同じ楽器が、曲の随所で演奏として効果的に使われてることが嫌でも耳に付いて気付けるようになる。これは「コンサート二周目」を通った人しか味わえない体験だわ。

 

《ロイヤルガード隊長》最高だった。《正義の槍》で胸がビリビリ震える重低音、最高だった。あとフラウィ、「キミの親友」のとぼけた抜けた感じ、こうして聴くと、めっっちゃ白々しいな…いい根性してるぜ。

 

アマルガム》からはじっくり目を閉じて聴いてたんだが、プレイ当時の記憶と相まって目の前に薄暗い「リアル真実のラボ」の光景が見えまして…2DじゃなくフルCG没入感爆発の…ぞわぞわしましたわ…

目の前にまっすぐ伸びた薄暗い廊下の、先は見えない。右手に「報告書」の電子パネルがあって、左手は冷たい灰色の何もない壁で。漂ってくる不気味な霧…ぞわぞわしたわ…

 

最初のSAVE The world で本当に来てよかった…って思ったし、ラストは「戦闘!」のアレンジから次々に名曲メドレーになって、パピルス、正義の槍ときて、最後のSAVE The World で再びボロ泣きしたわ…

 

ところで!!!!

アンコールのエンディングメドレーの最後の最後のフラウィの「もうしんぱいないよ」の時に聴こえる────……「あの鐘の音」にビクッとした人はいたはず!!!!

この音は……Gルートを意味してるんだよなあ!!これが!!!!!!Dプログラムを聴いてれば分かるんだよなあ!!!!!!

このタイミングでこの鐘の音を鳴らす意味は間違いなく今から始まる「Gルート開始(Dプログラム)の予告」だし、Bプログラムで視聴を終える人=1周目Pルートで終わる人なら「まだ見ぬGルートは永久に始まらない」なんだよね。天才の所業か????

しかも次の兵庫公演は1日でB→D公演なんだよね…この鐘の音聴いた直後に休憩挟んですぐDやるって?正気か?????天才的悪魔の所業かよ、最高じゃんか。

 

ちょっと解説すると、今回の編曲は全て「曲と曲のクライマックス(繋ぎ)の部分に、わずかだけ次の曲のフレーズを入れ込む」という技法をめちゃくちゃ多用し、次の曲にシームレスに聴き入れる構造になってる。

CDとかサブスクみたく曲に切れ目が存在しないので、これは没入感を爆上げする技法な訳だが、その「構図」を理解した上でもう一度、Bプログラムのアンコールの最後の最後に「鐘の音」を入れた意味を考えてみよう。

 

この「鐘の音」だが、Dプログラム、つまりGルート公演では、とにかくもう耳に付いて離れないほど聴くことになる。

主人公がモンスターを殺し、殺し、殺し、その度に急に演奏がピタッと止まり、ホールに静寂が広がり、そして……この「鐘の音」が聞こえ、サンズの審判のシーンがスクリーンに大写しになるのだ。

これを、何度も、何度も、何度も繰り返すことになる。

何度審判の音を聴いても、主人公は虐殺を止めない。最後の最後、サンズのmegalovaniaを聴くまで、永遠に。

Dプログラムは、こういう構図になってる。

 

さあ、ここでもう一度。耳を澄ませて。

Bプログラム=初回Pルート公演のラスト2音。

「鐘の音」が鳴って終わる。

 

うっっっっわ!!!!!

って思ったよね…

 

ふれれらは1周目のABCD公演を全て聴いた上で再びリバイバル公演を聴いてるので、それがもう、めっちゃ分かる。めっっっっちゃ分かる。

 

もう一度言うぞ。天才の所業か??????

この直後に関西で「B→Dプログラム一気見」やるって正気か??????

Cを抜いたB→Dプログラム構成は『コレ』に気付かせるためだなこりゃ…

 

気付きましたよ、気付きましたとも

あまりにも巧妙すぎる…音楽そのものではなく、音楽的な構図でゲームの含みを持たせるって、なに食ったらこの発想になるんだ????

 

コレ、初見で気付いた人は少なかったろうが、二度繰り返すと気付きやすいって塩梅はUndertaleらしくてお見事。

これはあまりにも編曲者さんの勝ちでしょ…

 

帰り際、「曲:Undertale」のピアノアレンジがホールに流れてて、余韻抜群でした。

今回のコンサートもYouTubeにアップされるといいなあ、あれは何度でも聴きたい。

 

 

おまけ:アンテ愛をぶつけた10万字越え小説「サンズシング・ブルー・テイル」もよろしく!※ハードモードの続きが味わえるお話https://privatter.net/p/9609102