furerera(ふれれら)のブログ

ふれれらのハッピーダイアリー

『刀ブレ』ストーリー解説②2周目攻略の手引き

刀剣乱舞 - ICE BLADE -

分かりやすい解説!ネタバレ満載

2周目の前に読むと、もっとわかりやすくなるぜ!

 

次はメインストーリーを

計算されたシナリオサイドから解説するぜ!

複雑な構図を分かりやすく分解するよ!

「刀剣男士の●●が違うのは、実は●●になりかけてるから!」という辺りが本題。

 

なお「氷神=●●●=初の●●●●」

という大仕掛けについては、別に解説ブログを立てたので読んで頂きたい

①はこちら

furerera.hatenablog.com

 


↓ネタバレ

※10/8《偽書の正体は●●と●●の融合》を追記しました

まずざっくり全体を見よう。

◼︎冒頭の三日月宗近の舞

◼︎鶴丸と長谷部の手合せ:歴史を護る本能

◼︎祠の崩壊と五頭竜

①膝丸と土蜘蛛退治

②鶴丸と烏天狗

③伯仲と能紅葉狩りの山姥

④沖田組とガシャドクロと沖田総司の亡霊

⑤長谷部とカグツチ

◼︎三日月宗近と小さな氷神の決意→出陣の名乗り

◼︎ラスト

 

◼︎冒頭の三日月宗近の舞

これはメタ的には「圧倒的美」でアイスショーの世界観に引き込む作用が期待されて配置されている。この瞬間、誰もがこの物語に没入した。美は全てを凌駕する。導入としては雰囲気抜群

→実は「次の手合せシーンとセット」になっている

(シナリオ的には「氷神=主」へ捧げられた奉納の舞=『三日月が主から神託を受ける巫女→審神者の代理者である』という大事な伏線だったことは先に述べた通り)

◼︎鶴丸と長谷部の手合せ

三日月のシーンとの対比である。

・アイスショーの美の部分を三日月が担当し

・アイスショーの殺陣(戦闘の早さ)を鶴丸と長谷部が担当している

この二つがセットで

「アイスショーを美と殺陣で楽しんでねー!」

という提示になっている。今回はこういうメタ的視点で最後までシナリオを俯瞰してみよう。シナリオそのものが驚くほど美しい絵になっていることがわかるはずだ。

 

◼︎補足:歴史を護る本能→刀ステの構図

鶴丸と長谷部の手合せで、刀剣男士が戦うのは

《歴史を護る本能》

という特徴的なワードが出る。

全体を俯瞰すると、この台詞だけどこにも繋がらず、特徴的に浮いているのが分かるだろう。

無くても成立するこの台詞が、冒頭の重要な場所に配置されているのは理由がある


これはゲーム内では文久土佐の特命調査、および刀ステで繰り返されている特徴的なワードであり

つまりこれは

「この話は刀ステの系譜ですよー!そういう目で観てねー!」

というメタ的アナウンスになっているのだ。

 

つまりこの物語は実は、刀ステの延長戦上にある「とある本丸」の一つであり

・使命に悩む小さな氷神(刀剣女士)が歴史を守る決意を新たにするまで

という刀ステ構図をまんま踏襲した話であることを示している。

「歴史を護る本能」という特徴的な台詞が「これ刀ステの系譜ですよー」というアナウンスになってるわけだ。

 

実際、この物語を書いたのは十口伝という非常に評価の高い「舞台刀剣乱舞オムニバス」を担当したシナリオライターさんだ。

刀ブレも非常に出来の良いオムニバスである。

 

★ふれれらのワンポイントアドバイス①

よくできたシナリオは

「無駄がない=全てパズル」なので

《一つだけ妙に浮いて見えるものがあれば、そこに意味がある》

という視点で繋がりを探すとよい。その視点だと

「あれ?神殺しの刃ってやたら言ってるけど、神殺してたっけ?結局殺したの竜だよね?竜って偽書だよね?神だっけ?……ああ!!偽書(かみ)かー!!」

ってな具合に「神殺し=紙殺し=偽書(かみ)殺し=偽書を凍らせる刃」まで辿り着ける


◼︎祠の崩壊と五頭竜

なんとなく5つなのではく

この後、オムニバスが五つ展開するので五つ頭

①膝丸と土蜘蛛退治

②鶴丸と烏天狗

③伯仲と能紅葉狩りの山姥

④沖田組とガシャドクロと沖田総司の亡霊

⑤長谷部とカグツチ(炎は本能寺の比喩)

 

偽書=物語への出陣である

④は特に「沖田総司」の物語ではなく「蘇った沖田総司の亡霊」である点がポイントだ。

 

★ふれれらのワンポイントアドバイス②

シナリオというパズルを解く時

腕の良いライターは大概、シナリオに番号を振る習慣がある

数を数えてみよう!

「五頭竜、五行の精霊、出陣先は五つ」

という具合に、数が揃えてあるのが見えてくるはずだ!

 

◼︎三日月宗近と出陣の儀

刀ステや刀ミュの十八番だが

「刀剣男士、出陣せよ!」

を三日月が審神者の代わりに宣言

 

そして七振りが出陣し

審神者代理者として三日月が報告を待っている

という構図になっている

待つ間、三日月は小さな氷神(小さな審神者)に寄り添っている

ここで「悩む幼女審神者に三日月が寄り添う物語」を成立させているわけだ。

 

◼︎《偽書の正体は●●と●●の融合》について

・膝丸のシーンで「偽書の定義」が分かりやすく提示されているのですが、それを理解するには膝丸の歴史の知識が必要です。

ストーリーを一度丁寧におさらいして追ってみましょう

 

これ、ポイントは実は「融合」で

 

土蜘蛛=歴史のオモテ(土蜘蛛がいれば民は存在しない)

まつろわぬ民=歴史のウラ(民がいれば土蜘蛛は存在しない)

↓

↓

偽書=土蜘蛛+まつろわぬ民が同時に存在=オモテとウラが融合してる=偽物の歴史

 

という構図なのです。詳しく見ていきましょう↓

 

・膝丸の元の持ち主には「病をまき散らす巨大な土蜘蛛の化け物を退治した。そのため使われた膝丸は蜘蛛斬と呼ばれるようになった」という経緯が我々の歴史で実在します(物語のオモテ)。

※この時代の歴史書は伝承と混ぜこぜになっている物が実際多いです。

・で、これは実際には「朝廷に従わない民を土蜘蛛と呼んで斬り捨てた」と現代では解釈されています(物語のウラ)

・三日月はこれを「語られた方が表、語られなかった方が裏。どちらも真の物語」と解説しています。

=ここのポイントは「(歴史で語られているという)事実」と「真実」と「虚言」が混ざっていることです。

=真実かどうかはさておき「歴史でそう語られているという事実がある方」を「オモテ」と定義されているわけです。=この場合は「土蜘蛛が存在した※民など存在しなかった※と源氏は主張した」方が「オモテ」です。

・で、恐らく真実であろう「土蜘蛛は存在せず、まつろわぬ民を土蜘蛛と呼んで斬り捨てた」方が、正式に歴史に語られなかったので「ウラ」です。

 


・で、偽書。これが曲者です。

偽書の中では「まつろわぬ民が土蜘蛛を守っている(同時に存在し共存している)」という状況です。

・土蜘蛛退治の歴史において、これだけは「あり得ない」んですね。本当に妖である土蜘蛛を退治したなら斬り捨てられた民などいないし、斬り捨てられた民がいるなら土蜘蛛は存在しないはずなのです。

 


・これが融合しているということは、作中の小さな氷神の「偽書は人の願い」という台詞から判断するに

「土蜘蛛が存在して欲しい人の願い」

+

「まつろわぬ民が存在して欲しい人の願い」

が巧妙に融合したものが偽書なのです。

 


・さて、歴史の表と裏を同時に見た膝丸は「俺もそこに居た。土蜘蛛など存在しない。まつろわぬ民は居た」と述べているので、この場合の「真実」は「ウラ」の方だと明言されてます。

 


つまり《偽書》とは

・歴史のオモテでもウラでもないもの

・創作であり、歴史には決して存在しないはずの物語

・なおかつ、迂闊に真実のように語られてしまえば、現実の歴史を確実に脅かす物

(※土蜘蛛とまつろわぬ民が迂闊に同時存在すると、源氏が土蜘蛛を退治した正統派の化け物退治の物語も成立しないし、源氏がまつろわぬ民を差別用語で斬り捨てたという真実も土蜘蛛を護る民だから斬り捨てて問題なかったことにされてしまう)

と定義されるわけです。

 


単に「物語の中に出陣した」のではなく

「物語として成立してはいけない物語を斬り捨てるために出陣した」

という意味だと気付けると、後々のストーリーが分かりやすくなります。

 


この「絶対に共存しないはずの歴史のオモテとウラが融合したのが偽書」という部分に気付けると、後々の

「能の山姥が、本来の能の筋書きを台無しにする形」※複数の山姥の筋書きが混ざってる

「沖田総司の亡霊の出現の物語は、死んだ沖田総司の意思(白虎=勇気)を冒涜する形」※滝夜叉姫と新撰組の話が混ざってる

「部下と共に逃げずに腹を切ったはずの高時の潔い最期を冒涜する形で蘇った」※高時が酔った時に鴉天狗に遭遇したという逸話と鴉天狗が人を蘇らせるという物語が混ざってる

とかにも気付けるわけです。

・これに気付けると長義が「原典に敬意を払わぬ偽物以下の粗悪品が!」とブチギレた理由も分かるし(これ、なんと本作長義の山姥切伝説の元になってると思わしき能のストーリーをわざと台無しにする形で、まんばの山姥切伝説の元ネタのストーリーの一部を悪魔合体してるっぽいです。す、すげー!見事すぎる地雷フルコンボ!そりゃ流石に許し難かろう。これに比べりゃそりゃあ長義視点偽物くんの方がめちゃくちゃ原典=本歌へ敬意払ってることになるわ)

・死んだ元の持ち主に会えたはずの鶴丸がずっと偽書に「相容れない」「最後に少しだけ評価してやる」と怒っていた理由もわかるし、鶴丸が「高時殿、鎌倉幕府は滅んだんだ。鎌倉は美しくなった。逃げなかった。そんなあんただからみんな共に腹を切った」と語りかけた気持ちも見えやすくなります。

・このように実は「偽書は存在してはいけない」と明確にストーリーで示してあったわけですね。冒頭の手合せの時の鶴丸の「とんでもなく出来がよくて偽書なんて呼ばれるやつもある。護るべき歴史とはなんだ?」という自問自答への返答になってて、鶴丸自身がこの偽書の高時を斬り捨てることで冒頭の鶴丸の迷いへの苦いアンサーになってます。

 

・だから「偽書は複数の本物の物語・歴史認識・人々の願いが混ざって巧妙に成立した、存在しない歴史」なわけですね。

つまり偽書とはキメラなのです。

 

◼︎キャラ採用の理由

 

「一人だけ真実を知る三日月宗近構図」

は、まさに刀ステの十八番なので三日月である必要がある

・膝丸/鶴丸=歴史の勝者/敗者=物語の裏表

・伯仲/沖田組=偽書=原典に敬意を払わぬ改悪の否定

この辺はシナリオ上絶対に他のキャラでは代替できない


で、実はカグツチの話は

一見すると、たとえば神話の時代に親和性がある他の男士でもシナリオは組めなくもないので、長谷部が登場しているのは『他の理由』がある。

(もちろんテキトーな配役ではなく、カグツチの炎を遠慮なく切り捨てることで本能寺の炎を精神的に既に乗り越えた個体であることを表現している点が非常に巧妙に計算されている)

 

長谷部の裏の役目は大きく分けて二つある

一つ目。実は長谷部は「加州清光との対比」だ。

 

長谷部は小さな氷神に「事情がありそうだな」と肩を叩く。

彼女=主だと知っていればあり得ない態度なのは一目瞭然だ。

 

小さな氷神に相対する時

・主人の正体を知る加州清光

・主人の正体を知らない長谷部

ではっきり態度が分かれる

 

もし長谷部が居ない場合、氷神=審神者なのを

知ってる→加州清光、三日月宗近

知らない→長谷部、鶴丸、膝丸、国広、長義、安定

が非常に分かりにくくなる

 

なので実は「残りの六振りは主人が氷神だと知らない」を分かりやすく表現するために必要な采配。

 

三日月が小さな氷神を連れて

「主が神殺しの刃を発動するまでまだ時間がかかる」のシーンも

「!?主が!?どちらに!?」※小さな氷神が主だと気付いていない

は長谷部だからわかりやすい

 

で、これをさらに分かりやすくするために

長義の「後で説明してもらおう。三日月宗近、加州清光もだ」

の台詞がある。

 

この物語の一番の大仕掛け

「主が二神の氷神で、三日月と初期刀以外は主が誰か知らない」

を分かりやすく表現するためには、主とそれ以外ではっきり態度も台詞も違うキャラの配置(知ってる清光との対比キャラ)が必須であり、そこに長谷部が選ばれたのだろう。素晴らしい。

 

この物語では、主が誰なのか最後に分かる仕組みになっている。

それをひと言で見事に表現しているのが、ネタバラシの時の加州清光の「後で可愛がってね」の台詞なわけだ。

で、シナリオ上、始まりの一振りは他のキャラではこの台詞がどーしても成り立たないので、逆説的にこのシナリオを書くなら加州清光が初期刀なのは確定

→オムニバスでVS沖田総司を描くために安定の投入が確定する。

 

そこに

膝丸↔︎鶴丸

歴史の勝者↔︎敗者

を描き

 

一方、

物語≒偽書=『原典に敬意を払わない改変』=山姥=歴史改変

→を容赦なく斬り捨てる立場の者=山姥切二振り

を配置して、物語擁護にシナリオが寄りすぎないようにする。

これでこの世界観の立場が

「物語は人の願い。生きている。命の力。でも、歴史を護るため、物語が史実を侵略して混同してはならない」

という立場を提示する。

 

つまりこのように

・加州清光→大和守安定

・膝丸/鶴丸

・伯仲

はオムニバスの中核であり

絶対に必要な配置な訳だ。

これは十口伝のように非常にうまくできたオムニバスである


で、繰り返すが、カグツチのシナリオは神代に親和性のある剣系でも成り立つと言えば成り立つので

長谷部の配置だけ、やっぱりちょっと浮いているのが分かるだろう。


腕の良いライターで浮いているのは必ず意味がある。

仮にカグツチのシナリオに神代組を入れるとただでさえ仕掛けが多いシナリオが濁るし間延びするし分かりにくくなるし

 

なので、長谷部にはもう一つ大事な『裏の役目』がある。

 

二つ目。

「長谷部が実は極の境地では?」

と視聴者に疑わせる役目だ。

 

◼︎刀ブレ本丸の刀剣男士が極の境地に半分至っている件について

 

これも作中、明確に記されている

膝丸の開戦名乗り台詞だ。

 

膝丸は本来

初だと「やあやあ、我こそは源氏の重宝、膝丸なり!」

極だと「やあやあ我こそは、髭切が弟、膝丸なり!主の命にて、汝らを討たん!」

と名乗る。

で、刀ブレ本丸では

「やあやあ、我こそは源氏の重宝、膝丸なり!主の命にて、汝らを討たん!」

と、初と極のセリフを半々ずつ述べる。

 

腕の良いライターがこれを間違えるわけがないので伏線でありもちろん意味がある。

 

ここに至るまで、各刀剣男士が、極の境地に辿り着いてるっぽいセリフがたびたびある。

・清光の「(沖田総司が死なない歴史改変とか)あいにく、そういうのは通り過ぎてるんだよねー」であったり

・長義の「山姥か。今さら出てきても『もう』迷わない!」※長義は山姥を斬ってない件について悩んでいたらしき様子が手紙で出てくる

であったり

・長谷部が明らかに「へし切の名」について極の心境に至っていると分かる描写であったり

などである。特に長谷部はこれにかなり尺を使っている。

 

「あれ?この本丸、ちょいちょい極っぽいね?ベテラン本丸なのかな」

という印象は受けただろう。

 

で、極め付けで膝丸の名乗り台詞である。

つまりこの本丸

「極の境地に至りかけてる刀がちょいちょいいるが、姿は初…?あれ?」

という状態なのだ。

 

でもよく考えて欲しい。

「姿、本当に初と同じか?」と。そう、衣装が違う。

 

で、スケートリンク=「本丸も偽書内も凍っている氷の戦闘」であるという件は別記で説明した通りだが

つまり「刀剣男士のスケート衣装」も一種の極の表現で意味があったわけだ。


そもそも「極」とは「主に合わせた衣装で戻ってくること(=磨り上げ)」である。

この本丸の主人は氷の神なわけだから、極の境地に至りかけている刀剣男士が、主人に合わせたスケート格好にマイナーチェンジするのは自然なことである。

「この本丸は半分ぐらい極なりかけですよー、だから衣装が違うってカラクリですよー」

「極みたいに、主(氷神)のための刀として衣装をマイナーチェンジした本丸だと思ってねー!」

を表現するためにシナリオの多くの部分が割かれているのだ。

 


◼︎まとめ

「浮いている台詞を探せ」

「数を数えろ」

「キャラクターを代替可能性で考えろ」

「一人だけ違う態度を取っている人物を探せ」

「初と極の台詞を照合しろ」

「衣装と設定を別々に見ず、同じ記号として繋げろ」

といった辺りが謎解きのポイントであり

この辺に注目すると、非常に整った腕の良いシナリオであることが分かるぜ!


めちゃくちゃ好みのシナリオではあるが、ちょっと全体の繋がりが難解なので

あえてオムニバスにして、一つ一つ区切って分かりやすく……してるけどそれ自体にも前提知識が必要な部分が躓きポイントっぽい!あと単純に情報量がめちゃくちゃ多い!!!!!現地で5回見てようやく分かったわ!!!

 

刀ブレ、面白かった!!

スケートにキャラソンにシナリオに隠し情報の謎解きで情報量がめちゃくちゃ多いから1回で全部吸収するのは無理だわこれ!

以上、2周目攻略のお供にお役立ていただければ幸いです。ふれれらでした。

(余談:ま、刀剣乱舞=周回前提なゲームだしね!)

 

 

 

前回の解説↓

furerera.hatenablog.com

 

 

 

▼その他考察というか感想ツイート

 

<全体ストーリー>

<膝丸〜鶴丸パート>

 

 

 

 

 

 

<伯仲パート>

<長谷部パート>

<ラスト>

 

<後日談>

 

 

 

刀ブレ本丸って何だったの!?解説!!①

分かりやすい解説

つまり『刀ブレ』本丸って何だったの?

※視聴済前提解説

※幕間の行間を含めた一本の流れ

 

↓ネタバレ

 

 

◼︎氷の二神=刀ブレ本丸の審神者

=いわば初の「女性型刀剣男士」のカラクリ

 

刀剣乱舞 - ICE BLADE -《前提情報》

・日本の神話では「カグツチ」は母神を殺して生まれ、次の神(高龗神:たかおかみのかみ、闇龗神:くらおかみのかみを含む)が生まれた

・高龗神、闇龗神は日本神話における一対の氷の神&水の神である

→この「高龗神、闇龗神」の名が、名も無き一対の二本の氷の剣に付けられる※つまり二人は、なんと初の女性型公式刀剣男士(刀剣女士)です!!!!

 

→ 「高龗神、闇龗神」は母神を殺したカグツチから生まれたので「神殺し」の力を持つ刀剣女士となる

・刀剣男士ならぬ刀剣女士なので、当然彼女らも神である

・神殺し→紙殺し→偽書(かみ)殺し=偽書を凍らせる、という物語が付与された

※神殺し=紙殺し=偽書殺しはストーリーを一回見ただけじゃわかんねーよ!3回目で気付きました


・大きい方の氷神は「力が使えるように」なる

小さい方の氷神は「力が使えないまま」となる

=偽書を凍らせる力はどちらも使えているので、ここで言う「力」は実は「審神者の力」のこと!

→双子の二人ともこの本丸の「主」だが、きちんと審神者の力が使えたのは大きい方だけである。

 

補足:作中、三日月が小さい方の氷神(高龗神)に「この月に話してみるのはどうだ。まず、名を」と問うので、三日月が名を知っていたのは、審神者の力を行使できていた大きい方の氷神(闇龗神)の方だけだったことがわかる。

大きい方の氷神=審神者であることは物語ラストの清光の発言などで自明だが、小さい方の氷神にも三日月が「主よ」と述べており、清光も「主たち、寝床にちゃんと辿り着いたかな」と述べているので、最初から二人は「二神が二人でこの本丸の主」なのは知っていたが、審神者として会話でき、名を教えてもらえていたのは、今まで大きい方だけだった、ということがわかる。

(大きい方の氷神が敵に連れ去られ、小さい方の氷神が取り残された際も、他の男士がスルーな中で三日月が真っ先に顔色を変えて小さい方に駆け寄っている。台詞でも「祠を壊し、あげく……(審神者を連れ去るとは、の明らかな省略)」がある。小さい氷神へ終盤で三日月が「俺の名は三日月宗近、うちのけが多い故、三日月と呼ばれる。さあ主、刀剣乱舞、始めよう」は、歴史を守る決意をついに固めた姫君に対して正式に主を前にする名乗りを上げた場面ということ。それ以降姫君とは呼ばず一貫して「主」呼び)


・本来、二神は二振りで力を発揮する刀だったので、力が不十分だったらしき作中描写もある。

・故に、初期刀の加州清光と三日月宗近だけが主に目通りし、残りの刀は顕現された後、主人に会う前に二神は(恐らく休息のために)寝床についたと思われる

※「力が強すぎて眠り続ける双子の刃」という台詞が繰り返されているが、普通に考えて「日本古来の超有名神(闇龗神/高龗神)の名を、とある剣に付ける」って流石にやばすぎ&過負荷なのは一目瞭然なので、この二振りが普段眠り姫なのは恐らく「付与された逸話が大きすぎることによる根本的な設計上の問題」であろう。これ禺伝の逸話付与実験と似た構図っぽい印象を受ける。

※清光が初期刀なのはパンフに載ってる確定情報

※初期刀の加州清光が真実を知っているのは自明だが、三日月のみ「真実を知っている理由」っぽいものも、実は後から出てくる

↓

◼︎ストーリー冒頭、三日月が歌い「捧げ奉る」と、どうやら「奉納の舞」らしきものを踊っている。

・審神者は氷神

・三日月は真実を知っている

・三日月が『誰か』へ舞を奉じている(脚本的に必須パートに置かれている)

→この辺を繋げると、つまり三日月は主である神へ舞を奉納している様子であることが分かる。ここを深読みしてみよう

 

神へ舞を奉じる場合、通常、理由は大きく分けて二つある

①神の側が舞を必要としている

②奉じる側が舞の代わりに託宣などを必要としている

あるいはその両方である。今回のシナリオだと、特に大事なのが②だ。

(補足:①の立場で見ると、三日月が舞を奉納する必要性がどことなく見えてくる。たとえば例として「通常、神は祀られなければ神たりえないので、氷の二神が祀られ、眠り続け、成長するために、舞と祈りを捧げる存在が必要だったのでは?」といった具合にだ。つまり三日月だけ真実を知っていた理由は、逆説的に『舞を奉じる役目が必要だったから』『二神を認識していなければ舞を捧げられないから』であり、少なくとも、初期刀の清光だけでは不十分だったことになる。たとえば「八振りの中で天下五剣かつ最も古く一番格が高いと思われる三日月が二神側から指名された」などの背景だった可能性もあるだろう)

 

で、このシナリオで特に重要なのは②

三日月側が明らかに必要としていたのは

「眠っていて姿を見せない審神者からの指示」である

 

②三日月はどうやら「氷の二柱(主)からの主命=神託」を時折受けていたのではないかと推測される

↓

・偽書を凍らせた二神は眠りについている

・主不在の本丸として八振りは多くの任務につき、己を鍛えてきた※清光の「困ってる奴がいたら助ける、それが俺たちのいつも通り」という台詞から、審神者なしでも何度も出陣していることがわかる

・出陣の音頭を作中で三日月が取っていることから、日頃から審神者が本来する「刀剣男士、出陣せよ!」を三日月が代わりに行なっていたことが垣間見える。

・長谷部が「主命なのだろう?」と述べる台詞があり、これを文脈から捉えると、三日月が姿を見せぬ主の命を代わりにたびたび伝えていた→故に「今回もそれが主命なのだろう?」と長谷部が述べたのではないかと読める。

 


※つまりこの本丸の三日月宗近は、舞を奉納し、代わりに神から神託を受ける、いわば「巫女」の役目を果たしていたことになる!

 


刀剣男士は名刀の名を持つ付喪神

刀剣女士の氷神は日本古来の神の名を持つ付喪神

→男士<女士の方が格上の神→主である

よって三日月宗近が奉納し、二神が神託する形式を取ったのだろう。

審神者が人間ならば口で指示すればいいが、神が指示する場合は「神託」を使う、というのは自然な流れ。

 

◼︎これは小さな氷神が「自分は何のために生きているのだろう」と悩んで成長を止め、三日月と話しながら「歴史を守りたい。全ての哀しみを抱きしめたい」と決意するまでの物語。

・悩む刀剣女士の物語であり、悩む審神者候補が審神者として使命に目覚める物語でもある。

・刀剣男士(女士)として使命に悩み、歴史を守る決意を新たにするまで、という大筋は他のメディミと共通。

・だから冒頭で氷神が「心に何か引っかかっている」「神様なのに?」「神様だからこそ、使命に悩むもの…とか」と寄り添う流れは、全ての刀剣男士への宿命の比喩なわけだ。

 

※補足:「日本古来の神の名を付けられ、歴史を護るため戦い続けることを決意する、氷刃に宿った氷の精(人外)」を刀剣男士(女士)と呼ぶか否かはもちろんある程度視聴者に委ねられてる訳だが、「長谷部:刀剣男士には歴史を護る本能がある」「闇龗神:神様だからこそ使命に悩む(刀剣男士の比喩:刀ステの文脈)」「ネタバラシが終わった後のEDでわざわざド派手な氷の剣を持って踊る」辺りに演出側の意図は割と露骨に透けて見える印象だ。

(※刀ステの維伝では『龍馬の拳銃』が龍馬と生き写しの姿を取った上で「刀剣男士には歴史を護る本能がある。故に、歴史を護る側に立たなかったからこれ(拳銃)は刀剣男士に非ず」という文脈が出てくる。裏を返せば、最終的に歴史を護るために戦い続けることを決意した小さな氷神はもちろん……?といったニュアンスだ)

つまり小さな氷神の物語は、いわば「一介の氷の精」から「歴史を護る刀剣女士へ覚醒する」ストーリーでもあるわけだ。

刀ステでは刀剣男士の定義を満たさない存在に対しては明確に否定を入れてるので、今回に関しては明確に否定を入れないことがほぼ答えな気がするが、同時にあえて明言しないことで解釈の幅を持たせる演出でもあるのだろう。故に解釈はもちろん幅があって良いと思われる。

とはいえ、近年なかなか見ない挑戦的なシナリオで非常に興味深い。少なくとも、こういう成り立ちの刀剣男士(と解釈できる存在を作中明確に否定しない)のは公式的にぎり「アリ」ってことになる。興味深いぜ。

これ、その内、今までと違ういろんな成り立ちの刀剣男士が現れる先駆けのフラグかもしれんなあ。


◼︎この本丸がアイスショーでなければならぬ理由

 

・この本丸は、氷の二神、しかも状況から見て「刀剣男士より上位の神」が審神者である特殊本丸である。

・故に本丸はどこもかしこも「氷の二神の力で凍り付いていた」と思われる

・故に刀剣男士は氷の上を滑るように活動するのが日常化していたのではないか

・冒頭の長谷部と鶴丸の手合せは本丸の道場や広場などで行われたと思われるが、そこも凍っていたため、アイスショーの都合ではなく実際に見た通りあの速度で手合せが行われていた

→出陣する偽書は二神の力で一度凍らせたが、殺し切れずに氷の二神を取り込んだ

→偽書の中も氷の世界となっていた

→故に刀剣男士たちは、日頃の慣れを最大限発揮して、氷上を滑るような動きで敵を倒していった

 


と考えると、あのアイスショーは実は

「氷の特殊本丸と凍り付いた偽書の中で行われた氷の世界の戦闘」だったわけだ!こりゃすげえ!

 

 

 

・ちなみに清光が「眠れるお姫様」と二神の主を呼ぶシーンがあるが、あれは氷の眠り姫なので白雪姫の比喩ではないかと思われる。

男士は八振りなので、さしずめこの物語の裏の表題は「双子の白雪姫と八人の小人」といったところだろうか。

 


つまりこれは

・刀剣男士と初の刀剣女士の物語であり

・力が使えない幼女審神者が使命に目覚めるまでの話であり

・刀剣男士と「攫われた主(おひめさま)の奪還の物語」でもあったわけだ!

 

 

◼︎10/9追記

《氷の精=スケート靴のブレードの集合体》説についての考察

・そういや、ちゃんと調べたら

「スケートの金属ブレードが開発されたのは13世紀頃(1200年代)」

だそうです。え、そんなに昔なんだ!?

・日本に入ってきたのは幕末頃だから、この国にやって来た時期こそ兼さんより歳下辺りかもしれんが、「800年以上も人と寄り添って生きてきた1対の氷の刃の集合体の付喪神≒刀剣男士(女士)」も立派な一つの歴史と考えるなら、13世紀に打たれた一文字則宗とかのじじい自認面子とざっくり同世代で結構古いことになる。つまりこれ、刀剣男士としての成立は同田貫正国と似た集合体形式じゃないか?

・日本刀を愛した人がいたように、スケートに命をかけて手入れして心を寄せて愛してきた人々の歴史は間違いなくある訳だから、「人々が寄せた心が付喪神となる」わけで、つまり歴史側から見ても刀剣男士としての資格は全然余裕であるんじゃないか?

・そこに「歴史を護る決意」さえ乗れば刀剣男士として成立する、は刀ステの文脈ではかなり自然に思える。

・スケートのブレードは日本刀と同じく必ず「焼き入れ」をするし、つまり今回の刀ブレの物語のように一種の日本刀の親戚という考え方をするのは理にかなってるっぽい。うわ、十口伝のライターさんすっっげ〜〜、その発想力どこから出てくるんだ。

・となると、日本刀にはそもそもこの国古来の「刀は神の依代」という前提物語があるから付喪神になるのがより自然なわけで、裏を返せば氷のブレードの化身の氷神を神にするにはスケートを愛する人々の物語だけではやや不足だったから、「日本神話の一対の氷の神」に見立てて名付けることで一気に神に格上げさせて付喪神として成立させた(けどさすがに過負荷なので普段は眠り姫)という意図なのか。は〜〜〜すげ〜〜〜!!!

(そういう目で見ると、三日月が小さな氷神に「俺たち刀剣男士は戦のために顕現した付喪神(≒姫君は俺たちとは違う形で顕現した付喪神だろう?)」と自己紹介風に述べているシーンからも、「歴史を護る決意を固める前の小さな氷神=主」と「自分たち刀剣男士」は「互いに分類が異なる付喪神だな」というニュアンスで話していると解釈しても矛盾ない印象がある。姫君がいざ「歴史を護る決意を固めた」瞬間に「主」と認めて三日月が名乗りをあげる、は実に美しいシーンだったが、刀剣男士の仲間入りというニュアンスでようこそこちら側へ、歓迎しよう、という意味合いもあったのかな)

 

◼︎10/12追記《パンフ情報から氷の神=主の仕組みを紐解く》

 

さて、パンフによれば、一字一句引用すると

主(あるじ):刀剣男士たちを束ねている。本丸の主でもある。この本丸の主は、鍛刀に際して五行の精霊に加護を求めている。普段は刀剣男士の前にあまり姿を見せない。

 

と明言されている。これを順に紐解くと

「刀剣男士たちを束ねている存在」と「本丸の主」と「五行の加護を求めた存在」と「刀剣男士の前にあまり姿を見せない存在」はイコールだ。

 

素直に紐解くと

「この本丸の主は、刀剣男士の前にあまり姿こそ見せないものの、刀剣男士を束ねている事実はある」

という意味となる。

 

なので「束ねられている刀剣男士たち」が例の八振という前提

つまり「彼らはこの本丸の刀」という前提が正しい場合に限り「いつも彼らの前に姿を見せている主」は実在しない

→仮に「いつも彼らの前に姿を見せている主」が別に存在するような場合は、そもそも八振は他の本丸の刀ということになる。

→「五行の加護を求めた存在」=「この本丸の主」=「普段あまり姿を見せない存在」は同一存在なので、「いつも彼らの前に姿を見せている主」≠「五行の加護を求めた主」は同時に成り立たない

※「五行の加護を求めた存在は普段姿を見せない」が確定

 

つまりこの時点で一旦確定なのは

・「いつも姿を見せている主」と「八振はこの本丸の刀」は同時に成り立たない(その場合は別本丸の刀)

・「いつも姿を見せている主」が五行の加護を求めたという事実は無い

がパンフ設定、という点のみだ。他に審神者(この場合の定義:普段から刀剣男士の前に姿を見せている存在)が存在するか否かはまず一旦置いといて(正直かなり面白い説だとは思うが)、後々ヒントがあるので次にパンフの用語集「本丸」を見てみよう。

 

「この本丸には、五行の精霊を祀る祠があり、さらに奥底に氷の精霊が祀られている」

少し興味深い。五行の精霊と氷の精霊が並列して書かれている。

 

次のページの「相関図」も見てみよう。

意外に「氷の精霊」に関する情報が多い

 

・氷刃=封印された神殺しの刃

・氷刃の化身→氷の精霊(闇龗神/高龗神)

・闇龗神/高龗神→氷刃の化身で、本丸を司る双子の神

・五行の精霊→加護→氷の精霊

 

あれっ、もしかしてここだけで「氷神=主」の回答出てる?

①この本丸の主は、鍛刀に際して五行の精霊に加護を求めている

②五行の精霊は氷の精霊に加護(を与えている)

あれっ、①②だけで「氷の精霊=主」が普通に成立するな…

 

まず一旦情報を整理してみよう

・「氷刃(神殺しの刃)」は封印されている

・「氷刃」がまずあって、氷の精霊はその化身

※刀剣乱舞の文脈では、たとえば本作長義があって、その逸話から顕現した多数の山姥切長義、という流れになるわけだから、氷刃から発生する化身は一人とは限らない。故に、氷刃が二本あってそれぞれの化身が闇龗神/高龗神かもしれんが、氷刃は一本でそこから闇龗神/高龗神が二者発生した可能性も高い。

・氷の精霊=氷刃の化身=神

※ここは明言されてるので、精霊だから神ではないという理屈は成立しないようだ

・闇龗神/高龗神=本丸を司る双子の神

※本丸を司るということは、本丸というものに対する何らかの力を行使できる神である、ということだ。あっここでも実は回答出てるな

 

次、興味深いのは「用語集:始まりの一振り」

「本丸が誕生した時に顕現された刀剣男士。この本丸では加州清光がそれである」

→初期刀加州清光は確定。まんばnot初期刀も確定。「この本丸では加州清光」なので「加州清光はこの本丸の刀である」という点もほぼ確定と見て良い。

→加えて、仮に「本丸誕生前に顕現された刀(持ち込み刀)」がいないなら「残りの七振は必ず清光より後に顕現」という時系列も分かる。

これは結構重要情報で、たとえば「本丸できた→三日月呼んだ→清光も呼んだぜ(三日月が秘密を知ってる点を見るに一見あり得そうな説)」みたいな流れは確実に否定できる。清光と本丸は成立が同時である。

 

※ここは「本丸が誕生した時」が何を指すのか、がポイントだろう。

主が人間なら「建てられた建物に主がやってきたり初期刀を呼んだり持ち込んだりした日」になるだろうが、主が神であろう以上「本丸の誕生」は他とまったく異なる事情である可能性も否めない。

 

以上の情報から

「たとえばありそうな流れ」(仮説)

を本編情報から並べてみよう

 

・まず『氷の神』を祀る場所(二神の寝床)=氷刃の封印場所が、大前提として「ある場所」に存在したとする。

・次に(恐らく時の政府が)祀られた氷の神が偽書に対抗して成長できるように、五行の精霊も近くに祀って祠を建てた。※小さな氷神のセリフから

・目論見通りに、大きい方はきちんと成長したが、小さな氷神は成長を止めてしまう

・さて、これは問題だ、と考えた大きい方の氷神は一計を案じる。本来なら氷神の成長のために用意された五行の精霊だが、これを別の形で転用し小さな氷神を護らせようと考えた。

・五行の精霊といえば、鍛刀ができるではないか。ならば刀剣男士を呼んでみよう。※刀剣五行論

・(一部高龗神と協力しながら)闇龗神は五行の精霊に加護を求め、刀剣男士の鍛刀を試みる→加州清光の鍛刀に成功。この瞬間を『本丸の誕生』と定義する。清光は二神を主と認識する

・しかし、普段寝ている二神には、代わって清光に差配する存在が必要である。故にもう一振り、己の代役(近侍)を立てようと考える。

・次いで三日月宗近を鍛刀。三日月にこの本丸の差配を指示する(一種の近侍を命ずる)

・次に残りの六振を鍛刀するが、鍛刀で大いに力を消耗した二神は、彼らが目覚める前に休息の寝床につく(六振は主が誰なのか知らない、この本丸の主は滅多に姿を見せない、という状態となる)

・以降は、五行の祠のさらに奥底にいる二神に向けて、三日月が奉納の舞→神託の手順を踏むことで、二神が寝床にいながらにして時折指示を貰い、それに基づいて八振は出陣を重ねる。

 

この流れが特に美しいんじゃないかなあ

 

※パンフは事後通販もあるよ!

※他にも色々たくさん設定が書いてあるしインタビューもあるしビジュアルも美しいし衣装設定や刀ブレ衣装を纏った刀剣男士の小さなイラストとかもあるよ!買ってみてね!

 

わかりにくいポイント⑴は

小さな氷神の自称が

・自称→氷の刃(の化身)、神なるもの

・他称→氷の精霊

と三つある上に、(の化身)が省略されている場面が多い点だ。

 

わかりにくいポイント⑵は

・氷刃(刀身)※祠の奥底に物理的に封印中

と別に

・その化身である氷の精霊※封印の影響で寝たり起きたり

が別行動している、という点だろう。

※まあ、例えばいわゆる「名物:鶴丸国永」だって刃自体は宮から出されず→顕現した数多の「付喪神:鶴丸」は自由にうろちょろしてる訳だから、二神≒刀剣男士に近いものなら、この世界観では自然なことだろう。

 

→つまり氷の精霊は「氷刃の化身」であり、ひとまず「刃に宿った何かが神となった存在」であるのは確定だ。これを刀剣男士(女士)と読むかどうかは、改めて次のパンフ用語集「刀剣男士」の欄も見てみよう。

 

パンフ用語集刀剣男士「名刀の逸話から顕現し、戦士の姿となった最強の付喪神」

→わかりやすく分解すると、刀ブレにおいては『名刀』『逸話から顕現』『戦士の姿(≒人の姿)』『最強』なら刀剣男士(+作中の『歴史を護る本能≒決意』も条件)、という定義となる。

氷刃が名刀なら条件はクリア。氷刃がアイスブレード≒日本刀の技術を使われた現代刀の親類である一点物のブレードに命を賭けた人々の想いを寄せられた存在(人々と生きてきた逸話がある)であれば条件はクリア。闇龗神は『最強の刀剣男士』を薙ぎ倒しまくってる最強の存在なので『最強』もクリア。高龗神は途中で『歴史を守る決意』を固めるため作中の追加条件もクリア、である。

→うーん、多少の不確定要素はあるが、「刀ブレにおける刀剣男士」の定義上はばっちりっぽい。

 

 

追記◼︎解説第二弾つくりました

次はシナリオ全体の構図の話

「刀剣男士の●●が違うのは実は●●になりかけだから!」

「偽書の正体は●●と●●の融合」という話です

furerera.hatenablog.com

 

放送当時、チーム満足を世に送り出して下さった、命の恩人の皆様へ

チーム満足の皆様、最高に満足できる配信イベントをありがとうございました!本当に楽しませて頂きました。

最終回から十五年を経た今となっても、大好きな大好きなチーム満足が未来へと進化し続ける姿をこの目で見ることができて幸せです。


この十五年間、途切れることなくこうしてチーム満足とチーム5D’sを大切に届けて下さってありがとうございます。変わらず役を愛し届けて下さっている声優の皆様はもちろん、当時そして今のスタッフの皆様一人一人の情熱と愛があったからこそ今に至っていることと思います。


それに加えて、満足ジャケット1名様プレゼント!なんてあまりにも最高にサティスファクションしてしまうワクワクな企画!

こんな素敵なお祭りに乗らなければデュエリストが廃る!

チーム満足は私の愛する青春であり、今も変わらず大好きな人々であり、子供の頃の私にとっては、同時に命の恩人でもありました。

この機会に、放送当時私を間接的に助けて下さった皆々様へ、感謝のファンレターをしたためたいと思い筆を取りました。


ごく個人的なお話になりますが、放送当時、子供だった私は、お耳汚しのため詳細は省きますが、非常に苦しい環境に置かれていました。

実のところ、殺されそうになったことも一度ではなく、どこにも逃げ場がないサテライトのように、過酷で劣悪な環境から逃れたくて必死にもがいていました。

殺される恐ろしい夢を見て飛び起きることも少なくなく、そんな時に偶然放映を目にしたのが、遊星がゼロリバースの悪夢を見て飛び起きるシーン、そんな彼を仲間として支えようとするジャックとクロウの回でした。ダークシグナー編からWRGP編に移り変わる時期の総集編回です。幼いながらにどこか自分に重なり、第一話から追いかけ、以降は毎週リアルタイムで固唾を飲んでみんなを応援しておりました。

そんな時、遊星たちと一緒にタッグを組んでデュエルができる、タッグフォースというゲームがあることを知りました。かなり豪華なフルボイスも収録されたゲームで、デュエルで自分が負けていれば遊星たちが一緒に立ち向かい励まし応援してくれるボイスが、勝利すれば一緒に喜んでくれるボイスが多数収録されたゲームでした。

当時まだデュエルのルールが何も分からなかった私は、お小遣いを握りしめてPSPを手に入れ、タッグフォースのチュートリアルで遊星から一から十までデュエルを教わって覚えました。

だから私のデュエルは遊星が教えてくれたものです。私のかけがえのない宝物です。

そして、当時隠しシナリオだった「リーダー鬼柳シナリオ」という、チーム満足時代の鬼柳がチーム満足の一員として、一緒にタッグデュエルをしてくれるシナリオを目にしました。


ゲームの中の鬼柳がしてくれたことは、たった三つです。


一緒にデュエルしようぜと笑顔で誘って実際に隣でデュエルしてくれたこと

入力した自分の名前を呼んでくれたこと

お前はチームサティスファクションの仲間だと言ってくれたこと。これだけです。

たったそれだけが、過酷な環境にいた私にとっては、ひどくまぶしかった。


きっと遊星やジャックやクロウもこんな気持ちだったんじゃないかと、今でも私はそう思っています。

あの瞬間だけ、私は本当にチーム満足の一員でした。きっと私だけではなく、同じように鬼柳にデュエルに誘われてあの世界に魅了された人がきっとたくさんいると思います。鬼柳京介というキャラクターは、不思議とそれを信じさせる魅力がありました。彼が今もなお数多くの人々に愛されているのは、そんな彼の不思議な魅力の影響も大いにあることでしょう。

小野友樹様、そして彼と魂をぶつけ合うデュエルを繰り広げた宮下雄也様たちチーム満足役の皆様の熱演が、そしてアニメとゲームを作った多くの人々の情熱が、シナリオを通して幼い私のデュエリストの魂を揺さぶったのだと思います。


過酷な環境の中で、誰かが自分を仲間だと呼んでくれる。一緒に、何度でもデュエルしようぜと言ってくれる。

ただそれだけが、どれほど子供の頃の私にとって支えだったか。筆舌に尽くせません。


あの頃、一瞬だけでも、チーム満足の仲間に入れてもらえた子供だったこと。

それがなければ今の私はいません。チーム満足は子供の頃の私の、かけがえのない命の恩人です。


その後、私はデュエルを通して、遊戯王を愛する気持ちを通して

数多くの友達を、仲間を、親友を、数え切れないほどのかけがえない出会いを得ました。

今は毎日が心から幸せです。

あの頃、子供だった私が喉から手が出るほど欲しかった、デュエルで一緒に仲間たちと笑い合う日々を、チーム満足は本当に連れてきてくれました。


そこに最初に誘ってくれたのは、あの頃の遊星、そしてあの日の鬼柳です。

遊星、ジャック、クロウ、鬼柳、チーム満足のみんな、そしてタッグフォースを通して一緒にデュエルしてくれたネオドミノシティの多くのキャラ達。

彼らは今でも私にとっては、仲間だと言ってくれた大好きな仲間たちで、生涯忘れられない命の恩人です。


チーム満足を世に送り出して下さった、命の恩人の皆々様へ

十八年前から今に至るまで、最高の絆の物語を世に送り出して、送り出し続けてくださって、本当にありがとうございます。

きっと声を上げないだけで、遊戯王5D’sがくれた絆とデュエルに救われた人は、きっとたくさん、たくさんいると思います。


あの頃からずっと私のデッキはインフェルニティです。鬼柳とタッグを組むのに一番合わせやすいから握ったインフェルニティは、この十五年ペンデュラムもリンクもあらゆる要因を取り込んで進化し続けている、どこまでも進化し続ける大好きなデッキです。きっとこれからもどこまでも進化し続ける、そんな可能性に満ち溢れたデッキだと思います。


心から愛するデュエルを、遊戯王を、5D’sを、チーム満足を。

そんな彼らをずっと笑顔で応援し続けられる、そんな幸せなイベントをたくさん、たくさん開催して下さってありがとうございます。

ジャンプフェスタ2020でMVP賞を取った際に不動遊星役の宮下雄也様から頂いたサイン色紙の「おい、デュエルしろよ」の文字は私の生涯の宝です。


あの日、子供だった私に笑いかけてくれた『デュエル』が

これからも多くの子供達の希望となりますように。


そんな眩しい絆のリレーを、あの日確かに私に渡してくれた、皆々様へ。

心から感謝を込めて。────チームサティスファクション、最高だぜ!!!!!!!


「デッキをもらってWCS予選も満足しようぜ!スペシャル生放送」に寄せて 2026/05/27 ふれれら

 

2026/07/08追記:満足ジャケット当たったアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しい嬉しいありがとうございますありがとうございますチームサティスファクション、最高だぜ!!!!!!(号泣)f:id:furerera:20260708201829j:imagef:id:furerera:20260708215049j:image

ポケパークカントー行ってきたぜ!

楽しかったー!o(≧▽≦)o

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◼︎ポケモンワンダーが「ややディープ玄人向けの最高の没入イマーシブ」だとしたら、ポケパークカントーは大人も子供も外国の人も小さい子供も楽しめる「ライトなテーマパーク」という感じでした!


◼︎ふれれらは今回

・腰にモンスターボール6つ(モンスターボールコレクションの腰に装着できるギミック付き)

・帽子にカントージムバッチ8つ

・初代ポケモン図鑑

を装備して参戦。


「写真撮影が中心のテーマパーク」という感じなので、凝った衣装とアイテムは没入感を上げてくれます。

物語性をぐっと引き上げてくれるから、衣装は凝れば凝るほどいいぜ!

 

◼︎3月上旬の平日(春休みシーズン)、雨上がりのよく晴れた日。防寒対策が甘かったのでマジで寒かった。防寒対策はまじでがっちりした方がいい。


◼︎辺りにはホテルが無く、タクシー20分電車30分くらいの所の調布のホテルが最寄り。鬼太郎茶屋や鬼太郎広場まで徒歩3分目の前なので、鬼太郎やゲ謎好きな人は前日or翌日に遊びにいくのがオススメ!ゲ謎のカラー描き下ろし色紙とかあるよ!


◼︎エリートトレーナーパスで参戦。

◼︎朝8時着でかなり前の方に並べた。この位置なら入場と同時開始の先着申し込みは問題なく取れました!

◼︎入場と同時にアプリから先着申し込みが開始。超絶慌ててたので、うっかり

・お土産ショップ10:15(再入場不可)

・グリーティング10:30〜11:00

を取ってしまったため、お土産ショップ滞在時間が10分、グリーティングは11時ギリギリに駆け込む過密スケジュールに!><

お土産ショップとグリーティングの時間の間は余裕持って取りましょう!

◼︎目当ての「ニビあられ」は朝イチの時点で既に売り切れ!そもそも本日分が無かった模様。


◼︎昼前に「チルタリスのはねやすめキッチン」でバケットサンドとスープで栄養を補給したところで!

◼︎レッツゴー、ポケモンフォレスト!

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◼︎「いちばんどうろ」の感動は筆舌に尽くし難いですね…!

◼︎「ポケモン」が目の前にいるってアトラクションは今までもありましたが、「ポケモンのセカイ」が目の前に広がっている、という感動はまじでやばいです。

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◼︎柵は乗り越えちゃだめですが、草原には入ってオッケー!

勇気を出して道を外れて草原や斜面に入ると……外からは見えない木の裏側に隠れた虫ポケモンに遭遇したり、ポケモン達の鳴き声やわざがぶつかり合う音、時には色違いのポケモンが現れてキラーンッ⭐︎と光ったり…!?

思わずウワー!と感動して近付いて土に膝を突いて汚れても大丈夫な格好で行きましょう!冒険者には、モンスターボールといつ汚れても大丈夫な格好は必需品です!

◼︎あと、かなりでかいポケモン達が多いので、写真を撮るなら小さめなモンスターポケモンより、写真映えする大きめモンボがオススメ!

 

▼巨大ハガネールの足元にモンスターボールを設置。誰も取りに行けないアイテム!って感じ🤣ハガネールの大迫力やばいですマジで

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◼︎明るくて天気の良い真昼間に回りましたが、夕方や日が落ちた閉園時間ぎりぎりの夜だとまた印象が変わりそう。今度は夕焼けの時間に行きたいです。


◼︎ ミックスジュース(70回復)

ややこってり甘い感じの濃厚フルーツジュース。成分は「オレンの実+あまーいりんご+パインの実+モモンの実+ナナの実」という感じです。

風味は圧倒的にパイナップル、味はりんごオレンジパイナップルちょいバナナって感じ。


◼︎おいしいみず(30回復)

おいしいみずっていうか、ただの水。

別にそんな魔法のようにおいしいことはないし、冷やした氷入りレモン水みたいにさっぱり軽やかという感じでもなく、まじでちょっとおいしいところの水道水というか、マジでただの水。※田舎で常にマジの美味しい水が飲み放題の地域の人間の感想。

テーマパークで買う水として普通に不味いわけではほんとないんだけど、ゲームの「おいしい水」に対する25年分の期待値にめちゃくちゃ応えてくれるわけではないというか、「おいしいみず」に物凄い夢を持ってた自分に気付いたというか、そもそも「おいしいみず」は本来ポケモンにあげるものだし、バトル中とかバトル直後のへろへろな状態であげるからこそ体力30回復しそう。限界まで喉が渇いてから冷やして飲もう!


◼︎十個買ったらプレミアボールおまけしてくれるモンスターボールクッキーは午後すぐ売り切れ!

①まず朝イチでグッズショップ先着チケット

②モンボクッキー

③グリーティングはできるだけ遅い時間に

が良さそう!


◼︎モンボクッキーは買えなかったけど、ピカブイのクリームパンも買えたし151匹ピンズも引けたし、ダッシュで全部回れたので楽しかったぜ!


▼10匹引いたらあまりにもロケット団ラインナップでした🤣

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◼︎1日でまわり切るには、めっちゃ体力+朝イチから閉園まで走り回る+エリートトレーナーパス必須ですね。


◼︎超個人的には、小説に登場させてるオニドリルがめっちゃ近くて大きくて迫力で最高でした。無限に写真撮ってたら、引いたピンズもオニドリル!やったー!o(≧▽≦)o

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コナミ君の格好でホラー探索ミステリーを遊んできた!

今回の旅では

「コナミ君がホラー探索ミステリーにチャレンジ!」

をテーマに、GX同窓会の前日、オシリスレッドの制服にトレードマークの赤い帽子のコナミくんスタイルで、話題のイマーシブ体験「ヨニゲノイエ」を仲間と遊んできました!

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◼︎「ヨニゲノイエ」とは?

リアル脱出ゲームが市民権を得るようになって十年以上経つ今、よりリアルな参加型体験を求めて「イマーシブ(没入体験)」というジャンルが確立されてきました。

イメージ的には「8番出口」のゲームを「実際の地下鉄を真夜中に貸し切って」「自分で歩いて異変を探す」といったかなり没入感の高い体験のこと。VRではなくリアル。実際に手足を動かし、時には登場人物に話しかけ、自分の行動によってストーリーが変わっていく体験は、ゲームという枠を超えて自分がその世界に入り込んだかのような没入体験を与えます。

今回の「ヨニゲノイエ」も、とある民家に実際に向かいます。


◼︎私たちは、「捜査官」として樹海で発見された異様な変死体の身元である「とある民家」を捜査する役目を与えられます。

実際の場所は事前非公開で、駅で係の方と合流後に初めて案内され、舞台となる民家に突入します。実際に中の物は自由に触ってOK。自らの手足で家探しして、ヒントを見つけ、真実を探っていくわけですが……誰も居ないはずなのに、後ろから突然の物音と人影が…!?

どうやら、ただの捜査とはいかない様子。


犯人は人間か、それとも恐ろしい怪異か。

捜査官である自分たちは、真実を突き止め、無事にこの家から出られるのか。

今、貴方の背後に、物音が迫る──……


といった感じですo(≧▽≦)o


開始時刻も暗くなる夕方から夜にかけて。

雰囲気抜群です。


《ヨニゲノイエ》

https://obaken-event.wixsite.com/yonige


独りは怖すぎるので(ホラー耐性ゼロ)、愛しのチームフレレラウタから、音響協力の壱陸さん、Ⅳ体目/コモンズの王の絵師さん水漆さんに一緒に来てもらいました!

仲間と一緒なら、こ、こ、怖くない…!(ガクブル)

いざ、夜の恐ろしい探索へ!

 


《プレイログ》

◼︎いやー面白かったですね!

思ったより純ホラー要素は少なく、ミステリー+サイコホラーという感じでした!


◼︎ネタバレ禁止の公演なので内容は差し控えますが、キャラ役の演者さんにあれこれ事情聴取することで重要アイテムが解禁されたりする感じの、「ミステリー系リアル脱出ゲーム」にリアルタイムインタビュー要素のアクションを入れた感じでした!

◼︎あれこれ聞けば聞くほど真実に近付くけど、迂闊にNGな内容を聞いてしまうと強制バッドエンド分岐!という感じで、自分の手足と判断で動きたい人、ゲーム端末でただぽちぽちするのは物足りない人のための新しいゲームって感じでした!

探索パートと推理パートも含めて、イメージ的には「リアルTRPG(探索は特にクトゥルフとか)」って感じでした!TRPGを実際の家を家を貸し切って小道具満載で遊ぶタイムアタック、ってのがイメージに近そうです。

◼︎興味の出た方はぜひプレイしてみてください!o(≧▽≦)o

ユラ(レジェアル)≠悪霊ではなく「最初から善良な霊」という図鑑根拠の解説まとめ

レジェンズアルセウスのともしび集めイベント。

ユラ=「ミカルゲになった108個の魂の内の1つ」なのは周知の事実。

 

ところがwikiや有名ユーチューバーの解説では、特に根拠なく「ユラ=反省した悪霊である」と解説されてしまっている。

だが、それだと矛盾する。反省しているなら再封印してもらう必要が無いからだ。

 

シナリオをよーく読むと、ユラは別に悪霊ではない最初から「善良な魂」だと分かる。なぜなら、ユラが悪霊だとシナリオが矛盾だらけだからだ。この点を深掘りすると「ユラ=善良な魂」だと分かるのだ。


あれは108の中に混ざった「災いをもたらす悪霊」を、善良寄りのユラちゃんが主人公に頼んで回収・捕獲してもらった話だよ。

 

◼︎図鑑を見る

まずは歴代の図鑑をよく読もう。

ポイントは2つ。「レジェンズアルセウスの古い図鑑」と「ソードの最新図鑑」の違いだ。

これはアブソルの図鑑の経緯を知っていると読み解ける。


【レジェンズアルセウス】

邪悪なる 念にて 祟り もたらす。 百と八つの 悪しき 魂 集いて 生じたと 記されし ポケモン。

【ソード】

108個の 魂が 集まり ポケモンになったが 性悪の 魂が 混じってしまったらしい。


ラベン博士の図鑑には「記されし」とあるので、ラベン博士が引用した古い書物が存在することが分かる。

ラベン博士の引用元には「百と八つの 悪しき 魂 集いて 生じた」と書いてあったらしいが、ソードの最新研究では「108個全てが悪霊だったのではなく、善良な魂の中に性悪の魂が何個か混ざった、が正解」だと判明している。

→ これはつまり、アブソルが昔は「災いをもたらすために人里に降りてくる」と誤解されていたが、実際は「火山の噴火や地震などの自然災害を予知する力があり、人里に警告しに降りてきていた」と分かったのと似たような経緯。

 

つまり

「昔の人は108個全部悪霊だと思ってた。書物にもそう書かれていた(それをラベン博士が引用した)」

→ 未来の研究では、「108個の中に善良な魂もいる」と研究が進んだ。ということだ。


この「善良な魂」こそがユラであり、むしろ「108個全部が悪霊じゃなかったよ」と未来のために記載を残したのは主人公だった可能性すらある。(だから図鑑に「混じってしまった『らしい』」と伝聞系で書かれている)

ユラのシナリオを見ていこう。


◼︎ユラは悪霊or善良な女の子か


簡単に分けると、ユラの正体の可能性は三つ

×  ① ヒスイに災いをもたらした悪霊(未反省)

△ ② 反省した①

◎ ③ 善良な魂 ※①②ではない


wikiでは②と書かれているが実際は③の可能性の方が高い


①でないことはシナリオ上明らかなので除外できる。

もし①なら107個集めさせた上で主人公を騙し、もう一度ともしびを散らばらせて他の人間にもう一度探させて弄び続ける方が良いからだ。

 


◼︎最初のポイントは

正体を明かす時、ユラが自分のことを「わかってくれてる」と喜ぶ点だ。


「ねぇ (主人公)は…… わたしのこと どう思う?」

▼「……不思議な子」を選ぶ

「不思議な子……? うん そうだね よくわかってくれてる」

 


「わかってくれた」と喜ぶということは

イコール「分かってくれなかった人がいる」ということだ。


この場合の「分かってくれなかった人」とは

「ミカルゲを不思議な術で封印した旅人」or「ラベン博士が引用した古い書物を書いた昔の人」のこと。

「わかってくれなかった内容」は、ソードの最新図鑑の内容「108個ぜんぶ悪霊ではない」だ。


ここでユラの正体が②だった場合、主人公の「わかってくれた」回答は「不思議な子」ではなく「悪い子だったが反省した子」の方がより正解に近いので、「不思議な子(悪い子ではない)と言われて喜ぶ」はちょっと違和感があるだろう。③の方が矛盾が無いのがまず少しだけ見えてきた。

 

ダイパの図鑑も見てみよう。

研究が進んできた時系列は「ヒスイ図鑑」→「ダイパ図鑑」→「ソード図鑑」だ。


【ダイヤモンド/パール】

108個の 魂が 集まって 生まれた ポケモン。要石の ひび割れに つながれている。

500年前に 悪さをしたため 要石の ひび割れに 体を つなぎとめられてしまった。


→よく読むと「108個の魂全てが悪霊」と解釈できる記載が途中から消えている。

こういう場合、「全て悪霊ではないとも考えられるような研究材料が見つかったが、まだ確定情報か分からない」という感じの場合、こういう記載に変化する。


そしてソード/シールドの図鑑でさらに研究が進む。


【ソード/シールド】

108個の 魂が 集まり ポケモンになったが 性悪の 魂が 混じってしまったらしい。

悪さばかりしていたら 不思議な 術を 使う 旅人によって 要石に つながれてしまった。


ここでユラのセリフを思い出そう。

「最後の ともしび…… 不思議な術を使った旅人も もう許してくれるよね…」


そう、「不思議な術を使う旅人」のことも「108個ぜんぶ悪霊じゃない(善良な子もいる)」も

ニンゲンside(主人公)へ教えてくれたのはユラだ。

つまり、主人公が聞き取って記録に残したと思われる内容が、ラベン博士が引用した古い文献(恐らく複数)には一段劣るが研究資料として成立する、と学術的に未来で認められた結果、「性悪の 魂が 混じってしまったらしい」と未来の図鑑に記載されるようになったのだ。


これはユラの正体が②では成立しない。

③「ユラが善良な魂」でこそ成立する流れだ。


◼︎次にユラの行動とともしびの挙動から、証拠を読み解こう。

 

さて、もしもユラが②「反省した悪霊」だった場合

反省しているのだから、わざわざ自分を再封印する必要は無かったことが分かる。せっかく封印が解けたのだから、反省したまま自由に生きればいいはずだ。

この点の矛盾を、疑問に思ったプレイヤーは多いだろう。


「数百年前…… ヒスイの地に 災いをおこしたものが封印された」

「ヒスイに散らばった ともしびを ぜんぶ集めないと…… でないと…… とんでもないことが……」

「ふう…… これで災いを起こした いたずら好きを また封印できるはず」


つまり、少なくとも①「ヒスイに災いを起こした悪霊(未反省)」は逃走中なのだ。

しかも、また災いを起こす気満々なのである。


まず、ソードの図鑑から「108個の中には善良な魂と悪霊が両方いる」は確定。

つまり、実はともしびは二種類(善良な魂/悪霊)あったことが分かる。


普通に考えて、①の悪霊はこのまま逃げて悪さをしたいはずだ。


ユラ「近くにも散らばった ともしびがあるはずだよ ほら みえるでしょ! あのともしびに触れてみて!」

このチュートリアルの時点で、すぐ近くに「封印されるにも関わらず、わかりやすい位置から逃げないともしび」があったことを思い出してみよう。

つまりこのともしびは、少なくとも①の悪霊ではない。

「数百年ぶりに封印から解き放たれて、ちょっとだけ周囲を見てまわりたかっただけの善良な魂」だ。

ムラやわかりやすい所にいる魂は善良な魂(あるいは反省した魂)だと分かる。


一方、悪霊は封印されたくない。つまりガチで逃げ隠れしている。

「夜以外はかなり近付かないと見えない隠れたともしび」

「誰も来ないような場所にガチで逃げ込んでいるともしび」

には、プレイヤーなら誰しも相当苦労した記憶があるだろう。こいつらが悪霊である。


じゃあ、悪霊だけ回収すれば良かったのでは?

→ 違う。悪霊の割合が108分の1〜10とかそこらでも悪さをして封印されたわけで、

悪霊割合100%じゃ最悪の性悪ミカルゲが復活してしまう。

つまり「ある程度反省した言うことを聞くミカルゲ」を復活させるには、ユラ視点、自分を含めた善良な魂も全部回収して一つになって「①の悪霊を捕まえて善良な魂たちで抑え込み続ける」必要があったのだ。

ユラ「ともしびは ぜんぶで107コ」「大変だけど ぜんぶ集めて!」はそういう意味だ。



さて、だんだん見えてきただろう。

ユラは「逃げまくる①の魂を自分と共に再封印(ある意味自己犠牲)するよう主人公に頼む」ような、善良な魂であることが。



つまりユラは

「旅人や昔の人に悪霊だと誤解されてしまった」

「逃げた悪霊が悪さしないよう自分ごと再封印するよう主人公に頼むような」

「ちょっとだけ悪戯好き(≠災い)なだけの優しい女の子」

だとシナリオをよく読むとわかるのだ。

 


これでシナリオも挙動もぜんこく図鑑の記載も、矛盾なく成立する。

「ユラ=悪霊だと矛盾するあれこれ」に違和感を感じていた人はこれでスッキリしただろう。

 


そして、そんなある意味、悲劇的な少女であるユラだが

捕獲のプロである主人公に自分から声をかけた=最終的に108個の魂の一つとして、ミカルゲに戻って主人公と一緒に世界を回ることを望んだわけだ。

 


この点の救いは、ユラの最後の問いに「わからない」を選んだ時のユラのセリフに最後のヒントがある。

 


「ねぇ (主人公)は…… わたしのこと どう思う?」

▼「……わからない」を選ぶ

「まあいいか これからも時間はあるし」

 

=「貴方とはこれからも一緒にいられるから、これからわたしの事わかってもらえばいいよね」である。

 


捕獲のプロである主人に頼むということは、ユラは主人公に捕獲されたかったのである。

 

大変なともしび集めを完遂してくれる主人公なら、わたしの事分かってくれるかも。

そんな期待がユラのセリフに滲んでる。実際、正体を明かす前に唯一主人公に尋ねるのは「わたしのことどう思う?」なので、ユラは「災いを起こす悪霊とは別だと解って欲しかった」だけの可愛い悪戯好きの女の子だったのだろう。

それを、これを読んでいるプレイヤーにも、ぜひわかってあげて欲しい。

 


さて、以上から

ユラちゃんは少なくとも「①の今も災いを起こす気満々の未反省の悪霊」とはそもそも別人で確定だとわかるし

そもそも「数百年前に災いを起こして反省した」わけでもない、純粋に善良で優しい女の子である、という方がシナリオも図鑑も挙動も矛盾が無いと伝わっただろう。

ぜひシナリオを読み返して、みたまの塔の前で捕獲したミカルゲを世界へ連れて行ってあげて欲しい。

 


著:ふれれら

 

 

 

 

 

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